# 初任者研修は働きながら取れる!最短日程と無料で取る方法
「介護の資格を取りたいけれど、今の仕事は休めない」「学校に通うお金も時間もない」——そんな思いから「初任者研修 働きながら」と検索して、このページにたどり着いた方も多いと思います。
その心配は、とてもよくわかります。生活のために働きながら、そのうえで130時間の講座に通うのは、想像するだけで大変そうに感じますよね。
でも、安心してください。介護職員初任者研修は、働きながら取っている人がとても多い資格です。しかも、条件が合えば受講料が無料になる制度もあります。
この記事では、仕事と研修を両立させるコツ、最短でいつ終わるのか、費用の相場、そして無料で取る方法を、はじめての方にもわかるようにやさしく解説します。読み終わるころには、「自分ならこの進め方でいける」という道すじが見えるはずです。

働きながら初任者研修って取れるの?お金も時間もないんだけど…。

取れます。しかも無料になる制度もあります。両立のコツと最短ルートをやさしく解説します。
結論:初任者研修は働きながら取れる。無料になる制度もある
最初に結論からお伝えします。
介護職員初任者研修(介護の入門資格。約130時間の講座を受けて取る「介護のスタートライン」)は、働きながら無理なく取れます。 平日は働き、休みの日だけ通う、という人がたくさんいるからです。
さらに、次の3つを知っておくと、負担をぐっと減らせます。
- スクールは自分の休みに合わせて通える。 「日曜だけ」「夜だけ」といったコースがあり、シフト勤務でも両立できます
- 最短なら1ヶ月ほどで取れる。 短期集中コースを選べば、思ったより早く資格が手に入ります
- 受講料が無料になる制度がある。 ハローワークの職業訓練や、職場・紹介会社の資格取得支援を使えば、費用を大きく抑えられます
まずは「働きながらでも大丈夫」と肩の力を抜いてください。ここから、ひとつずつくわしく見ていきましょう。
初任者研修を「働きながら」取れる理由
そもそも初任者研修とはどんな資格?
初任者研修は、介護の仕事をはじめるときの入門資格です。正式には「介護職員初任者研修」といいます。
以前は「ホームヘルパー2級」と呼ばれていた資格の、今の形だと考えるとイメージしやすいと思います。
学ぶ内容は、体の動かし方(ボディメカニクス)、食事や入浴の手伝い方、認知症の理解、緊急時の対応など、現場ですぐ役立つ基礎ばかりです。全部で約130時間の講座を受け、最後の修了試験に合格すると資格がもらえます。
介護の資格には、次のような「上がっていく順番」があります。初任者研修は、そのいちばん最初の一歩です。
| 順番 | 資格 | どんな位置づけか |
|---|---|---|
| ① | 介護職員初任者研修 | 介護の入門資格。ここからスタート |
| ② | 実務者研修 | 初任者研修の次のステップ。介護福祉士の受験に必要 |
| ③ | 介護福祉士 | 介護でただひとつの国家資格。給料アップに直結 |
| ④ | ケアマネジャー | 介護の計画を立てる専門職。キャリアの上がり先 |
資格全体の地図を先に知りたい方は、こちらの記事もあわせて読んでみてください。→ 介護の資格 種類一覧マップ
なぜ「働きながら」でも通えるのか
初任者研修が働きながら取りやすいのには、はっきりした理由があります。
それは、スクール側が「働いている人」を主なお客さんとして想定しているからです。だからこそ、通いやすいコースが最初から用意されています。
- 曜日が選べる: 「平日夜だけ」「土曜だけ」「日曜だけ」など、休みに合わせて通えます
- 通信学習と組み合わせる: 130時間のうち一部は自宅学習でよく、スクールに行く回数を減らせます
- 振替ができる: 急なシフトや体調不良で休んでも、別の日に振り替えられるスクールが多いです
たとえば、シフト勤務で毎週の休みがバラバラな人でも、振替制度があれば「今週は木曜、来週は日曜」といった通い方ができます。
費用の相場はどれくらい?
気になる費用の相場も見ておきましょう。初任者研修の受講料は、およそ5万〜10万円 が目安です。
金額に幅があるのは、スクールや地域、キャンペーンによって差があるためです。同じ内容でも、時期によって数万円変わることもあります。
- 安さで選ぶ: キャンペーンや割引を使うと、5万円前後で受けられることもあります
- 通いやすさで選ぶ: 家や職場から近い、振替がしやすい、などを優先すると少し高めのこともあります
「たとえば7万円」と聞くと大きな出費に感じますが、このあと紹介する無料になる制度を使えば、この負担そのものをなくせる場合があります。あきらめる前に、必ず制度をチェックしてください。
なお、スクールごとの選び方の違いは、別の記事でくわしくまとめています。→ 初任者研修はどこがいい?スクールの選び方
働きながら取るスケジュールの組み方と最短日程
通うペースは大きく3パターン
働きながら通う場合、スケジュールはだいたい次の3パターンに分かれます。自分の生活リズムに合うものを選んでください。
| 通い方 | かかる期間の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 短期集中(週4〜5回) | 最短1ヶ月ほど | 早く資格がほしい・まとまった休みが取れる人 |
| 週2回ペース | 2〜3ヶ月ほど | 仕事と両立しつつ、早めに終えたい人 |
| 週1回ペース | 3〜4ヶ月ほど | シフトが不規則で、無理なく通いたい人 |
※期間はスクールやコースによって変わります。申し込み前に、必ず日程表を確認してください。
最短でいつ終わる?
「とにかく早く取りたい」という方は、短期集中コースを選びます。最短だと1ヶ月ほど で修了できるコースもあります。
ただし、短期集中は週4〜5回の通学になるため、ある程度まとまった休みが必要です。転職の合間や、シフトを調整できる時期をねらうのがコツです。
一方、フルタイムで働きながらなら、無理をせず週1回のペースがおすすめです。3〜4ヶ月かかりますが、体をこわさずに続けられます。
仕事と両立させる5つのコツ
ここからは、実際に両立させるための具体的なコツを5つ紹介します。順番に取り入れてみてください。
1. 申し込む前に日程表を全部確認する。修了までの全日程が、自分の休みと合うかを先にチェックします
2. 振替制度があるスクールを選ぶ。シフト勤務なら、休んでも取り返せる仕組みは必須です
3. 職場に「資格を取る」と早めに伝える。応援してくれる職場なら、シフトを配慮してもらえることがあります
4. 通信学習の時間を生活に組み込む。通勤中や夜勤の待機時間など、すき間で少しずつ進めます
5. 最後の修了試験を軽く見ない。復習の時間を1〜2日分、あらかじめ休みに確保しておくと安心です
たとえば、平日はデイサービスで働くBさんが「毎週日曜だけ通う」と決めた場合、3ヶ月ほどで修了できます。日曜の午前に授業、午後に軽く復習、という流れを習慣にすると、無理なく続けられます。(※これは進め方のモデルケースです)
初任者研修から先の資格まで、全体の進め方を知りたい方は、こちらもどうぞ。→ 介護資格の取り方ロードマップ
初任者研修を無料で取る3つの方法
「費用がネックで一歩踏み出せない」という方へ。受講料を無料、または大きく抑える方法が3つあります。自分に合うものがないか、順番に確認してください。
方法① ハローワークの職業訓練を使う
いちばん代表的なのが、ハローワーク(公共職業安定所)の職業訓練です。これは、仕事を探している人が新しいスキルを身につけるための、国の仕組みです。
介護の初任者研修コースがあり、条件を満たせば受講料は無料になります。かかるのはテキスト代などの実費だけです。
- 向いている人: 今は仕事を探している人、これから介護の仕事に就きたい人
- 注意点: 平日の日中に通うコースが中心です。今フルタイムで働いている人は使いにくい場合があります
- 始め方: 最寄りのハローワークで「介護の職業訓練を受けたい」と相談する
「働きながら」というより「転職の準備期間に無料で取る」という使い方に向いた制度です。求職中の方には、まっさきに検討してほしい選択肢です。
方法② 職場や紹介会社の資格取得支援を使う
すでに介護の職場で働いている人、これから働き始める人には、資格取得支援制度という道があります。
これは、事業所や人材紹介会社が受講料を負担してくれる仕組みです。「働きながら、費用は会社持ちで資格を取る」ことができます。
- 職場の制度: 施設によっては、受講料を全額または一部出してくれます。まず上司や事務に確認しましょう
- 紹介会社の制度: 「かいご畑」などでは、無資格・未経験でも働きながら0円で資格を取れる支援があります
たとえば、これから介護で働き始める人が、こうしたサービス経由で仕事を紹介してもらい、そのまま費用0円で初任者研修を受ける、という流れがあります。「資格を取ってから働く」ではなく「働きながら取る」を実現できるのが強みです。
方法③ スクールの割引・キャンペーンを使う
完全な無料ではありませんが、費用をぐっと下げる方法もあります。それがスクールの割引やキャンペーンです。
- 就職支援とセットの割引: スクールが紹介する職場に就職すると、受講料が実質無料や大幅割引になる制度があります
- 早割・友割: 早めの申し込みや、友人との同時申し込みで割引になることがあります
3つの方法を、わかりやすく表にまとめます。
| 方法 | 費用 | 向いている人 |
|---|---|---|
| ハローワーク職業訓練 | 無料(テキスト代等のみ) | 求職中・これから介護に就く人 |
| 職場・紹介会社の支援 | 無料〜一部負担 | 働きながら取りたい人 |
| スクールの割引 | 割引あり | すぐ通いたい・就職もしたい人 |
どの制度も、条件や内容は時期によって変わります。気になるものは、資料を取り寄せて中身をくらべるのが確実です。
データで見る:初任者研修は「キャリアの土台」になる
初任者研修は、ただの入り口ではありません。その先の給料やキャリアにつながる、大事な土台です。ここで、資格全体の位置づけを整理しておきます。
介護の資格には、はっきりした王道ルートがあります。無資格 → 初任者研修 → 実務者研修 → 介護福祉士(国家資格)→ ケアマネジャー という順番です。初任者研修は、この長い道のりの最初の一歩にあたります。
そして、その先にある介護福祉士は、介護でただひとつの国家資格です。資格手当がつき、無資格のときより給料が高くなります。近年の合格率はおよそ7〜8割(社会福祉振興・試験センターの調査)で、しっかり準備すれば十分ねらえる資格です。
モデルケース: 無資格でデイサービスに就職したCさんが、まず働きながら初任者研修を取り、その後2〜3年かけて実務者研修へ進んだとします。実務経験を積んで介護福祉士の受験資格を得れば、国家資格取得の道が開けます。最初の一歩である初任者研修が、数年後の給料アップの起点になる、というイメージです。(※これはキャリアの進め方を示すモデルケースです)
つまり、今あなたが初任者研修を検討していること自体が、将来の選択肢を広げる行動です。ここで無理なく資格を取っておくことが、この先の「給料を上げたい」「もっと責任のある仕事をしたい」という願いの土台になります。
よくある質問
まとめ:まずは資料を取り寄せて、無理のない一歩を
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 初任者研修は働きながら取れる。週1回・休みの日だけのコースがある
- 最短なら1ヶ月ほど、フルタイムと両立するなら週1回・3〜4ヶ月が現実的
- 費用の相場はおよそ5万〜10万円だが、制度を使えば大きく抑えられる
- ハローワークの職業訓練・職場や紹介会社の資格取得支援を使えば、無料や0円も可能
初任者研修は、介護のキャリアの最初の一歩です。そして、その一歩は、思っているよりずっと踏み出しやすい場所にあります。
大切なのは、いきなり申し込むことではなく、まず自分に合うコースと制度を知ることです。複数のスクールの資料を取り寄せて、日程・費用・支援制度をくらべるところから始めてみてください。あなたのペースで、無理なく進めて大丈夫です。
- 本当にフルタイムで働きながらでも取れますか?
-
はい、取れます。週1回・日曜だけといったコースを選べば、3〜4ヶ月ほどで修了できます。振替制度のあるスクールなら、急なシフト変更にも対応できます。まずは自分の休みと日程表が合うかを確認しましょう。
- 最短でどのくらいの期間で取れますか?
-
短期集中コースなら、最短で1ヶ月ほどが目安です。ただし週4〜5回の通学になるため、まとまった休みが必要です。転職の合間など、時間を確保しやすい時期に集中して受けるのがおすすめです。
- 費用はどれくらいかかりますか?無料にできますか?
-
受講料の相場は、およそ5万〜10万円です。ただし、ハローワークの職業訓練なら無料(テキスト代等のみ)、職場や「かいご畑」などの資格取得支援を使えば0円で取れる場合もあります。あきらめる前に、必ず制度を確認してください。
- どのスクールを選べばいいか迷います。
-
「通いやすさ(家や職場から近いか)」「日程が休みと合うか」「振替ができるか」「就職支援があるか」の4つで比べるのがおすすめです。1社だけで決めず、複数の資料を取り寄せて中身をくらべると失敗しにくいです。くわしくは初任者研修はどこがいい?で解説しています。
- 初任者研修を取ったら、次は何を目指せばいいですか?
-
次のステップは実務者研修です。これは介護福祉士(国家資格)の受験に必要な資格です。初任者研修 → 実務者研修 → 介護福祉士、という順に進むのが王道です。あわてず、まずは目の前の初任者研修に集中して大丈夫です。
- 厚生労働省「介護職員初任者研修」制度概要
- 厚生労働省・都道府県「公共職業訓練(ハロートレーニング)」案内
- 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」合格率
コメント