# 介護資格の取り方ロードマップ|無資格から介護福祉士までの最短ルート
「介護の仕事に興味はあるけど、資格って何から取ればいいの?」「働きながらでも取れる? お金はいくらかかるの?」——そんな疑問から「介護 資格 取り方」と検索して、このページにたどり着いた方も多いと思います。
介護の資格は種類が多く、名前も似ています。だから最初は「どれがどれだか分からない」と感じて当然です。
でも、安心してください。取る順番は、実はほぼ一本道です。迷うポイントは、思っているよりずっと少ないのです。
この記事では、無資格の状態から、介護でただひとつの国家資格「介護福祉士」までの道のりを、ステップ式のロードマップ(順番をまとめた地図のこと)にして解説します。
働きながら取る方法、費用を0円にできる制度、各段階にかかる期間の目安まで、はじめての方にも分かるようにまとめました。読み終わるころには、「自分は次に何をすればいいか」がはっきりするはずです。

無資格の私でも、介護福祉士まで目指せるのかな。何から始めれば?

はい、順番があります。無資格から国家資格までの最短ロードマップを、ステップで案内しますね。
結論:迷ったら「初任者研修」から始めれば間違いない
最初に結論からお伝えします。
介護資格の取り方は、次の一本道を順番に進むだけです。
無資格 → 初任者研修 → 実務者研修 → 介護福祉士(国家資格)→ ケアマネジャー
この流れさえ頭に入れておけば、あとは「今の自分がどこにいるか」を確認して、次の1段だけ上ればOKです。特に押さえてほしいのは、次の3つです。
- 最初の一歩は「初任者研修」。約130時間の講座を受ければ、未経験・無資格からでも取れる介護の入門資格です
- 王道はそのまま実務者研修→介護福祉士へ。介護福祉士は給料アップに直結する国家資格です
- 働きながら・費用0円で取れる制度がある。急いで全額を自腹で払う必要はありません
まずはこの地図を、次の章で1段ずつ見ていきましょう。
介護資格ロードマップの全体像|順番と期間の目安
介護の主な資格を、取る順番にならべると次のようになります。まずは全体像を表で見てください。
| 順番 | 資格の名前 | どんな資格か | 取るための条件 | 期間の目安 |
|---|---|---|---|---|
| スタート | (無資格) | 資格がなくても働ける仕事はある | なし | — |
| ステップ1 | 介護職員初任者研修 | 介護の入門資格(スタートライン) | だれでも受けられる | 最短1〜4か月 |
| ステップ2 | 実務者研修 | 初任者研修の上位。介護福祉士受験に必要 | だれでも受けられる | 約2〜6か月 |
| ステップ3 | 介護福祉士 | 介護でただひとつの国家資格 | 実務者研修+実務3年 など | 働きながら約3年 |
| その先 | ケアマネジャー | 介護の計画を立てる専門職 | 相談援助などの実務経験 | 介護福祉士取得後さらに数年 |
※期間は通い方(週何回か)や働き方で変わります。あくまで目安として見てください。
このように、上へ行くほど「より専門的で、給料も上がりやすい資格」になります。それでは、一段ずつくわしく見ていきます。
スタート地点:無資格・未経験でも介護は働ける
意外に思うかもしれませんが、介護の仕事は無資格でもスタートできます。
たとえば、食事の配膳、ベッドまわりの掃除、話し相手といった仕事(生活援助や周辺の業務)は、資格がなくても任せてもらえます。
ただし、体に直接ふれる介助(入浴・排せつ・食事介助など=身体介護)は、原則として資格が必要です。だから「まず無資格で働いてみて、続けられそうなら初任者研修を取る」という順番の人も多いです。
ステップ1:介護職員初任者研修(介護のスタートライン)
介護職員初任者研修は、介護の入門資格です。約130時間の講座を受け、最後の修了試験に合格すると取れます。
むずかしく考えず、「初任者研修」という名前だけ覚えておけば大丈夫です。これが介護のスタートラインになります。
- できるようになること: 身体介護(体にふれる介助)を任せてもらえる
- 受けられる人: 年齢・学歴・経験は不問。だれでもOK
- 取り方: 民間のスクールに申し込み、講座に通う(通信学習+通学の形が主流)
ステップ2:実務者研修(介護福祉士への必須ステップ)
実務者研修は、初任者研修の次のステップにあたる資格です。国家資格である介護福祉士を受験するには、この実務者研修の修了が必要になります。
いわば「介護福祉士への通行手形」のような資格です。
- できるようになること: たん吸引などの医療的ケアの基礎を学べる
- 受けられる人: 初任者研修を飛ばして、いきなり実務者研修から受けることも可能
- ポイント: 初任者研修を先に取っていると、学ぶ時間が一部免除されます
ステップ3:介護福祉士(介護でただひとつの国家資格)
介護福祉士は、介護の世界でただひとつの国家資格です。持っていると資格手当がつき、無資格のときより給料が上がりやすくなります。
受験するには、いくつかのルートがあります。もっとも一般的なのが「実務者研修を修了+介護の実務経験3年」というルートです。
- 国家試験の難しさ: 合格率は近年およそ7〜8割(第37回・2025年は78.3%)(第37回・2025年は78.3%)(第37回・2025年は78.3%)で、しっかり準備すれば十分ねらえる水準です(出典: 社会福祉振興・試験センター)
- メリット: 資格手当・昇進・転職のしやすさ。給料への効果は大きいです
資格の有無で給料がどれくらい変わるかは、別記事の介護職の給料でくわしくまとめています。
その先:ケアマネジャー(介護の計画を立てる専門職)
ケアマネジャー(介護支援専門員)は、利用者さんの介護の計画(ケアプラン)を立てる専門職です。介護職のキャリアの「上がり先」のひとつです。
受験するには、介護福祉士などの資格で相談援助や介護の実務経験を積む必要があります。
試験は都道府県が例年10月に実施します。合格率は近年およそ10〜20%台で、ここまでの資格の中ではいちばんの難関です。
資格の種類をもっと一覧で知りたい方は、介護の資格 種類一覧マップもあわせてどうぞ。
無資格から介護福祉士までの取り方ロードマップ【手順】
ここからは、実際の進め方を番号順のステップにまとめます。上から順にたどれば、無資格から介護福祉士まで到達できます。
1. (今すぐ)初任者研修のスクールを調べて資料請求する — 費用や日程はスクールごとに差が大きいです。まず数社の資料を取り寄せて比べます
2. 初任者研修を受講する(最短1〜4か月) — 週1回のペースなら3〜4か月、短期集中なら最短1か月ほどが目安です
3. 介護の職場で働き始める(または続ける) — 介護福祉士の受験には「実務3年」が必要です。この3年は働きながら数えます
4. 実務者研修を受講する(約2〜6か月) — 実務3年がたまる前でもOK。介護福祉士の試験までに修了していれば大丈夫です
5. 実務3年+実務者研修修了で、介護福祉士の国家試験を受験する — 試験は例年1月ごろ。合格すれば介護福祉士です
6. (希望者)さらに経験を積んでケアマネジャーへ — 介護福祉士として実務を重ね、受験資格を満たしたらケアマネ試験に挑戦します
> つまずきポイント: 「初任者研修と実務者研修、両方いるの?」と迷う人が多いです。実は初任者研修を飛ばして、いきなり実務者研修から始めることもできます。ただし介護がまったく初めての人は、やさしい初任者研修から始めたほうが安心です。
このロードマップの一番の山場は、ステップ3の「実務3年」です。ここは働きながら年数を数えるので、あせる必要はありません。日々の仕事が、そのまま受験資格になっていきます。
働きながら・費用0円で介護資格を取る3つのルート
「資格は取りたいけど、講座のお金と時間が心配」——これがいちばん多い悩みです。ここでは、働きながら・お金をかけずに資格を取る3つのルートを紹介します。
ルート1:職場の資格取得支援制度を使う
多くの介護施設には、資格取得支援制度があります。これは、職場が受講料を出してくれたり、シフトを調整してくれたりする仕組みです。
たとえば「受講料は施設が全額負担。かわりに資格を取ったあと1〜2年は働いてね」という形が多いです。今すでに介護で働いている人は、まず職場に制度がないか聞いてみてください。
ルート2:かいご畑など「働きながら0円」のサービスを使う
無資格・未経験の人に人気なのが、働きながら0円で資格が取れるタイプの求人サービスです。かいご畑などがこれにあたります。
仕組みはシンプルです。紹介された職場で働きながら、提携スクールの講座費用を負担してもらう形です。「まず現場に出て、収入を得ながら資格も取る」ことができます。
- 向いている人: 無資格・未経験で、今すぐ働き始めたい人
- 注意点: 対象エリアや条件があります。まず登録して確認しましょう
ルート3:ハローワークの職業訓練を使う
今は働いていない人(求職中の人)には、ハローワークの職業訓練という道があります。国の制度で、介護の資格講座を受講無料で受けられる仕組みです(テキスト代などは自己負担)。
たとえば失業中や、これから介護へ転職したい人が、生活費の支援を受けながら初任者研修や実務者研修を学べる場合があります。募集の時期や定員があるので、近くのハローワークで確認してください。
3つのルートの比較
| ルート | 費用 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 職場の支援制度 | 0円のことが多い | すでに介護で働いている人 |
| かいご畑など | 0円(働きながら) | 無資格・未経験でこれから働く人 |
| ハローワーク職業訓練 | 受講無料(教材費のみ) | いまは働いていない求職中の人 |
自分でスクールに払う場合の費用は、スクールや地域、割引によって幅があります。初任者研修でおよそ数万円〜十数万円が目安です。まずは複数校の資料を取り寄せ、費用と日程を比べるのが失敗しないコツです。
なお、初任者研修を働きながら取るコツや最短日程は、初任者研修は働きながら取れるでさらにくわしく解説しています。
現場のリアル:資格が「給料」と「仕事の幅」を広げる
資格を取ると、実際に何が変わるのでしょうか。数字とモデルケースで見てみます。
まず給料です。介護福祉士は資格手当がつくため、無資格のときより給料が上がりやすくなります。厚生労働省の調査でも、資格の有無で平均給与に差が出ることが示されています(出典: 厚生労働省「令和6年度 介護従事者処遇状況等調査」)。
- 無資格 → 初任者研修: 身体介護ができるようになり、任される仕事が増える
- 初任者研修 → 介護福祉士: 資格手当がつき、リーダーや主任への道も開ける
モデルケース: 25歳・無資格で介護の仕事を始めたBさんの例です。入職と同時に、職場の支援制度で初任者研修を0円で取得しました。
その後3年間働きながら実務者研修も修了し、28歳で介護福祉士に合格しました。スタート時は無資格でしたが、3年で国家資格の保持者になったわけです。
大事なのは、Bさんは特別なことをしていないという点です。1段ずつ、ロードマップを上っただけです。今日ふみ出す一歩が、3年後の国家資格につながります。
よくある質問
まとめ:まずは初任者研修の資料請求から
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 介護資格の取り方は一本道。無資格 → 初任者研修 → 実務者研修 → 介護福祉士 → ケアマネの順に上る
- 最初の一歩は初任者研修(約130時間の入門資格)。無資格・未経験からでもOK
- 無資格から介護福祉士まではおおよそ3年が目安。実務3年を働きながら数える
- 働きながら・0円で取る道がある(職場の支援制度/かいご畑/ハローワークの職業訓練)
資格は、給料と仕事の幅を広げてくれる、あなた自身の財産になります。とはいえ、いきなり全部を目指す必要はありません。
まずは初任者研修のスクールの資料を取り寄せて、費用と日程を見比べるところから始めてみてください。その小さな一歩が、3年後の国家資格につながります。
- 介護の資格は、どれから取ればいいですか?
-
まずは初任者研修からで間違いありません。約130時間の入門講座で、無資格・未経験からでも取れます。ここが介護のスタートラインです。そのあと実務者研修→介護福祉士と、上の資格へ順番に進んでいきます。
- 働きながらでも介護資格は取れますか?
-
取れます。むしろ働きながら取る人が多数派です。初任者研修や実務者研修は、通信学習と通学(スクーリング)を組み合わせた形が主流で、週1回のペースでも通えます。介護福祉士の受験に必要な「実務3年」も、働きながら数えます。
- お金をかけずに資格を取る方法はありますか?
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あります。主に3つです。①職場の資格取得支援制度、②かいご畑などの「働きながら0円」サービス、③ハローワークの職業訓練(受講無料・教材費のみ)です。今の状況(働いているか、求職中か)に合わせて選んでください。
- 無資格から介護福祉士まで、どれくらいの期間がかかりますか?
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最短でも約3年が目安です。介護福祉士の受験に「実務3年」が必要だからです。初任者研修は最短1か月ほど、実務者研修は約2〜6か月で取れますが、この3年の実務経験と並行して進めるのが一般的です。
- 初任者研修を飛ばして、いきなり実務者研修から取ってもいいですか?
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制度上は可能です。実務者研修は、初任者研修を持っていなくても受けられます。ただし介護がまったく初めての人は、内容がやさしい初任者研修から始めたほうが安心です。すでに現場経験がある人は、実務者研修から入るとムダがありません。
- 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」
- 各都道府県/厚生労働省「介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況」
- 厚生労働省「令和6年度 介護従事者処遇状況等調査」
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