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介護の内定承諾・辞退の伝え方|複数内定・保留のマナー

# 介護の内定承諾・辞退の伝え方|複数内定・保留のマナー

「内定をもらえたのはうれしいけど、返事の仕方がわからない」「他にも受けている施設があるのに、すぐ返事しなきゃいけないの?」——そんな気持ちで「介護 内定」と検索して、このページにたどり着いた方も多いと思います。

内定の連絡が来た瞬間は、ほっとするのと同時に、急に不安になるものです。「この伝え方で失礼にならないかな」と、電話を前に手が止まってしまう。その気持ちは、とても自然なものです。

この記事では、介護の内定をもらったあとの返事の仕方を、承諾・辞退・保留の3パターンに分けて、そのまま使える例文つきでやさしく解説します。読み終わるころには、「自分はどう返事すればいいか」がはっきりして、落ち着いて電話やメールができるはずです。

悩む介護士

内定をもらったけど、どう返事すれば…。複数受かったら断り方も気になる。

ケアワーカーハブ編集部

承諾も辞退も、早めに誠実に伝えるのがコツです。例文つきでお伝えしますね。

目次

結論:内定の返事は「早め・誠実」が基本。迷ったら保留も相談できる

最初に結論からお伝えします。

内定の返事は、承諾でも辞退でも「早めに・誠実に」伝えるのが基本です。 施設側は、あなたが来てくれる前提でシフトや人員の計画を立て始めます。返事が遅れるほど、施設もあなたも動きづらくなるからです。

そのうえで、押さえてほしいポイントは次の3つです。

  • 承諾するなら、うれしい気持ちを素直に伝えて感謝を添える。 これから一緒に働く相手なので、第一印象は大切です
  • 辞退するなら、角を立てず、簡潔に、感謝とお詫びを伝える。 理由を細かく説明する必要はありません
  • すぐ決められないなら、正直に「少し考える時間がほしい」と相談する。 黙って引き延ばすより、期限を相談するほうがずっと印象がいいです

介護は人手不足で、働く人にとっては求人が選びやすい「売り手市場」です。だからこそ、焦って即決する必要はありません。ただし、相手への配慮を忘れないこと。この2つのバランスが、円満な返事のコツです。それでは順番に見ていきましょう。

内定から入職までの流れを知っておこう

返事の仕方を知る前に、まず全体の流れをつかんでおくと安心です。「今、自分がどの段階にいるか」がわかると、あわてずに動けます。

介護の転職では、内定から実際に働き始めるまで、だいたい次のような順番で進みます。

段階何が起きるかあなたがすること
① 内定連絡電話やメールで「採用します」の連絡が来るまず感謝を伝え、返事の期限を確認する
② 返事承諾・辞退・保留を伝える期限内に、早めに連絡する
③ 労働条件の提示給料・勤務時間などの書面を受け取る内容をよく確認する(後述)
④ 入職手続き必要書類の提出・入職日の相談資格証のコピーなどを準備する
⑤ 入職新しい職場で働き始める前の職場の退職手続きを済ませておく

ここで大切なのは、内定の連絡が来たら、その場ですぐに承諾も辞退も決めなくていい、ということです。

多くの施設では「〇日までにお返事ください」と期限を伝えてくれます。もし言われなかったら、「いつまでにお返事すればよいでしょうか」と自分から聞いておきましょう。この一言があるだけで、あとで悩まずにすみます。

なお、内定の連絡は電話で来ることが多いです。介護の現場は忙しいので、担当者が手の空いたタイミングでかけてきます。もし出られなくても、留守番電話やメールに気づいたら、その日のうちに折り返すと丁寧です。

承諾の伝え方——うれしい気持ちを素直に、早めに

内定を受けると決めたら、なるべく早く連絡しましょう。施設側は、あなたの返事を待ってシフトや歓迎の準備を始めます。早い返事は、それだけで「この人と働けてよかった」という好印象につながります。

承諾の連絡は電話が基本。メールでもOK

内定の連絡が電話で来た場合は、電話で承諾を伝えるのが自然です。声のトーンで喜びが伝わるので、いちばん気持ちのよい方法です。

メールで内定連絡が来た場合は、メールで返しても失礼にはなりません。ただし、その場合も「取り急ぎメールにて失礼します」の一言を添えると、より丁寧な印象になります。

伝えるときのポイントは、次の3つです。

1. お礼を最初に言う(内定をいただいたことへの感謝)

2. 承諾の意思をはっきり伝える(「ぜひお願いします」と迷いなく)

3. 今後の手続きを確認する(入職日や提出書類など)

そのまま使える承諾の例文

まずは電話の例文です。緊張しても、この流れをなぞれば大丈夫です。

> 「お世話になっております。先日面接をしていただいた〇〇です。内定のご連絡をいただき、ありがとうございました。ぜひ、よろしくお願いしたいと思っております。今後の手続きについて、教えていただけますでしょうか」

メールで返す場合は、次のような形になります。

> 件名: 内定のお礼(氏名)

> 〇〇施設 採用ご担当 △△様

> お世話になっております。〇〇と申します。

> このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。

> ぜひ貴施設でお世話になりたく、承諾させていただきます。

> 今後の手続きについて、ご指示いただけますと幸いです。

> どうぞよろしくお願いいたします。

たとえば、緊張して言葉に詰まっても、「ありがとうございます」と「よろしくお願いします」の2つさえ伝われば、気持ちは十分に届きます。完璧な言い回しよりも、素直な気持ちのほうが大事です。

承諾したあとは、今の職場の退職手続きを進めましょう。円満に辞めるコツは、介護職を円満退職する方法でくわしく解説しています。

辞退の伝え方——角を立てず、簡潔に、感謝とお詫びを

複数の施設を受けていれば、どこかを辞退する場面が必ず出てきます。「せっかく内定をくれたのに、断るのは申し訳ない」と感じるのは、あなたが誠実な証拠です。

でも、大丈夫です。辞退は、働く人の当然の権利です。ていねいに伝えれば、相手も「ご縁がなかった」と受け止めてくれます。介護業界は意外と横のつながりが広いので、最後まで感じよく対応しておくと、あなた自身のためにもなります。

辞退で守りたい3つのマナー

  • できるだけ早く連絡する。 施設は次の候補者を探す必要があるので、辞退が早いほど助かります
  • 理由は正直に、でも簡潔に。 「他社に決めた」「家庭の事情で」など、ひとことで十分です。細かく説明する義務はありません
  • 感謝とお詫びを添える。 時間を割いて面接してくれたことへのお礼を忘れずに

そのまま使える辞退の例文

辞退も、電話で伝えるのが基本です。メールよりも誠意が伝わります。

> 「お世話になっております。面接をしていただいた〇〇です。内定のご連絡をいただいたのに大変申し訳ないのですが、他社さんとのご縁があり、今回は辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。お忙しい中お時間をいただき、本当にありがとうございました」

電話が苦手で、どうしても声が出ない——そんなときはメールでもかまいません。ただし、辞退のメールは相手が見落とすこともあるので、送ったあとに一本電話を入れられると、より確実で丁寧です。

> 件名: 内定辞退のご連絡(氏名)

> 〇〇施設 採用ご担当 △△様

> お世話になっております。〇〇と申します。

> このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。

> 大変心苦しいのですが、検討の結果、今回は辞退させていただきたくご連絡いたしました。

> お忙しい中、面接のお時間をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

> 末筆ながら、貴施設のますますのご発展をお祈り申し上げます。

たとえば、内定承諾書にサインしたあとでも、辞退はできます。法律上、働き始める前なら辞退は認められています。ただし、承諾後の辞退は施設に大きな迷惑がかかるので、避けられるならそれがいちばんです。だからこそ、返事の前にしっかり考える時間を取ることが大切なのです。

複数内定・保留したいときのマナー——期限を相談する

「A施設から内定が出たけど、本命のB施設の結果がまだ」——複数の施設を受けていると、こういう状況はよくあります。ここが、いちばん悩ましいところです。

このとき、絶対にやってはいけないのは、返事をせずにただ引き延ばすことです。施設は返事を待っていますし、黙って待たせるのは信頼を失います。

正しいのは「正直に、期限を相談する」

いちばん誠実な対応は、「少し考える時間がほしい」と正直に伝え、返事の期限を相談することです。

たとえば、次のように伝えてみましょう。

> 「内定をいただき、ありがとうございます。前向きに考えたいのですが、他にも選考中の施設があり、じっくり決めたいと思っております。恐れ入りますが、〇日までお返事をお待ちいただくことは可能でしょうか」

こう伝えれば、多くの施設は待ってくれます。介護は人手不足なので、施設側も「無理に急かして辞退されるより、待って承諾してもらいたい」と考えるからです。

ただし、待ってもらえる期間には限りがあります。一般的には、数日から1週間程度が目安です。「1か月待ってください」は現実的ではありません。相談した期限は必ず守りましょう。

複数内定で迷ったときの選び方

複数の施設で迷ったら、給料の額だけで決めないことをおすすめします。長く働けるかどうかは、職場の雰囲気や人間関係、通いやすさも大きく関わるからです。

  • 労働条件(給料・夜勤の回数・休みの取りやすさ)
  • 通いやすさ(自宅からの距離・通勤手段)
  • 職場の雰囲気(面接や見学で感じた印象・スタッフの表情)
  • 教育体制(未経験や新人へのサポートがあるか)

こうした点を並べて比べると、自分にとって何が大事かが見えてきます。求人の見極め方は、失敗しない介護求人の選び方にまとめてあるので、迷ったら参考にしてください。

なお、「内定をもらった施設が、面接のときに感じたイメージと違った」と入職後に後悔しないためには、面接や見学での見極めも大切です。介護転職で後悔しないコツもあわせて読むと、判断の材料が増えます。

労働条件通知書で条件を必ず確認しよう

内定を承諾する前に、どうしても確認してほしいものがあります。それが労働条件通知書です。

労働条件通知書とは、給料や勤務時間などの働く条件を書いた書面のことです。会社が働く人を雇うときは、これを書面などで渡すことが法律(労働基準法)で決められています。口約束ではなく、紙やメールできちんと示してもらう権利が、あなたにはあります。

特にチェックしたい項目

面接での説明と実際の条件が違う、というトラブルは残念ながら起こります。だからこそ、書面で次の点を必ず確認しましょう。

確認する項目見るポイント
給料基本給と手当の内訳。夜勤手当や処遇改善手当が含まれるか
勤務時間シフトの形(早番・遅番・夜勤)と、夜勤の回数
休日年間の休みの日数。希望休が取れるか
雇用形態正社員・パートなど。試用期間の有無と期間
仕事内容配属先や担当する業務の範囲

※ 処遇改善手当とは、介護で働く人の給料を上げるために、国が事業所へお金を上乗せする仕組みから支払われる手当のことです。金額は施設によって差があります。

たとえば、「基本給25万円」と聞いていたのに、書面を見たら「基本給18万円+各種手当7万円」だった、というケースがあります。手当は、夜勤の回数が減ると下がることもあります。だから、額面の合計だけでなく、その中身まで見ることが大切です。

もし書面の内容に疑問があれば、承諾する前に遠慮なく質問してください。「ここはこういう意味でしょうか」と確認するのは、失礼でもなんでもありません。むしろ、あとでトラブルにならないための大事な一手間です。

現場のリアル:内定後のよくあるつまずき

実際の転職では、内定をもらったあとに小さなつまずきが起きがちです。数字で見ると、介護は有効求人倍率(働きたい人1人に対して求人が何件あるかの数字)が全産業の平均より大幅に高く、働く人が施設を選びやすい状況です。

だからこそ、「早く決めてほしい」と急かされても、焦って即決しないことが大切です。

モデルケースを1つ紹介します。デイサービスへの転職を目指すCさん(35歳)は、2つの施設から内定をもらいました。A施設は給料が高め、B施設は自宅から近く雰囲気がよい。

Cさんは迷いましたが、A施設に「〇日まで待ってほしい」と正直に相談。その間にB施設の労働条件通知書をよく確認し、夜勤が少なく長く続けられそうだと判断して、B施設に決めました。A施設には電話で丁寧に辞退を伝え、感謝を述べて円満に終わりました。

このように、期限を相談する→条件を確認する→誠実に返事をするという順番を守れば、複数内定でも慌てずにすみます。急いで返事をして後悔するより、少し時間をかけて納得して決めるほうが、結果的にうまくいくことが多いのです。

よくある質問

まとめ:誠実な返事で、気持ちよく次の一歩へ

最後に、この記事の要点をまとめます。

  • 内定の返事は承諾でも辞退でも「早め・誠実」が基本
  • 承諾は感謝を素直に伝えて、今後の手続きを確認する
  • 辞退は角を立てず簡潔に、感謝とお詫びを添える
  • 迷ったら期限を相談して保留。黙って引き延ばさない
  • 承諾前に労働条件通知書で条件を必ず確認する

内定の返事は、新しい職場との「最初のやり取り」です。ていねいに対応すれば、それだけで気持ちのよいスタートが切れます。逆に辞退する施設にも誠意を尽くせば、後味の悪さは残りません。

焦らず、でも相手を待たせすぎず。あなたが自分らしく働ける職場へ、気持ちよく進んでいけますように。

内定の返事は、電話とメールどちらがいいですか?

内定の連絡が電話で来たなら電話、メールで来たならメールで返すのが基本です。承諾も辞退も、電話のほうが声で誠意が伝わるので、できれば電話がおすすめです。電話が苦手な場合はメールでもかまいませんが、辞退のメールは見落とされることもあるので、可能なら一本電話を添えると確実です。

内定をもらったら、どのくらいで返事をすればいいですか?

多くの施設は「〇日までに」と期限を伝えてくれます。その期限内で、なるべく早めに返事をしましょう。期限を言われなかったら、「いつまでにお返事すればよいでしょうか」と自分から確認してください。目安としては、数日から1週間程度で返すのが一般的です。

他の施設の結果を待ちたいとき、内定を保留できますか?

はい、正直に相談すれば保留できることが多いです。「他にも選考中の施設があるので、〇日まで待っていただけますか」と、期限を提示して相談しましょう。黙って引き延ばすのはNGです。介護は人手不足なので、施設側も待ってくれる傾向があります。ただし相談した期限は必ず守ってください。

内定承諾書にサインしたあとでも、辞退できますか?

働き始める前であれば、辞退は可能です。法律上、承諾後でも辞退する権利は認められています。ただし、施設はあなたが来る前提で準備を進めているため、大きな迷惑がかかります。承諾後の辞退は避けられるのが理想なので、サインする前にしっかり考える時間を取りましょう。

面接で聞いた条件と、労働条件通知書の内容が違ったらどうすればいいですか?

まずは承諾する前に、施設へ確認しましょう。「基本給の内訳を教えてください」など、疑問点を率直に質問して大丈夫です。書面と説明が食い違ったまま入職すると、あとでトラブルになりがちです。納得できないときは、承諾を保留して確認を優先してください。それは正当な行動です。

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