# 夜勤専従という働き方 完全ガイド|給料・メリット・向いてる人
「日勤の慌ただしさがしんどい」「同じ働くなら、もっと効率よく稼ぎたい」——そんな思いから「介護 夜勤 専従」と検索して、このページを開いた方も多いと思います。
夜勤専従は、うまく使えば少ない日数でまとまった収入になる働き方です。一方で、体への負担や生活リズムの乱れといった心配もあります。
この記事では、夜勤専従の仕組みと給料、メリットとデメリット、向いている人、求人の探し方までをやさしく解説します。給料は1回2万〜2万8千円ほどが目安です。読み終わるころには、「自分に合う働き方かどうか」がはっきりするはずです。

夜勤専従って稼げるって聞くけど、実際どうなの?私に向いてる?

仕組み・給料・メリットも大変さも正直にお伝えします。向いてる人かどうか、いっしょに確かめましょう。
結論:夜勤専従は「少ない日数で効率よく稼ぐ」働き方
最初に結論をお伝えします。
夜勤専従(やきんせんじゅう)とは、夜勤だけを専門に担当する働き方のことです。日勤には入らず、夜の時間帯だけをくり返し勤務します。
介護の夜勤専従なら、1回の勤務でおよそ2万〜2万8千円が目安です。週1回のペースでも、月8万〜10万円ほどになります。
押さえておきたい要点は、次の3つです。
- 稼ぐ効率がいい: 夜間の割増があるため、日勤より1回あたりの実入りが大きい
- 休みの日を増やしやすい: 1回の拘束は長いが、勤務日数そのものは少なくできる
- 体調管理が最重要: 生活リズムが昼夜逆転しやすく、無理をすると長続きしない
夜勤そのものの基本を先に知りたい方は、介護の夜勤とはの記事もあわせて読んでみてください。それでは、順番にくわしく見ていきます。
夜勤専従の仕組みと給料をくわしく解説
そもそも夜勤専従とはどんな働き方?
夜勤専従は、その名のとおり夜勤だけをくり返す働き方です。特別養護老人ホームやグループホーム、有料老人ホームなどで募集があります。
働き方は、大きく2つのパターンに分かれます。1つは、夜勤専従を本業のフルタイムにするパターンです。もう1つは、別の仕事や日勤の合間に、副業として夜勤だけ入るパターンです。
副業として夜勤専従を選ぶ人も多いです。この使い方は介護職の副業の記事でもくわしく触れています。
夜勤の拘束時間は「2交代」か「3交代」
夜勤の時間割は、施設によって「2交代制」と「3交代制」に分かれます。
- 2交代制: 夕方から翌朝までの1回が長い(休憩・仮眠を含めておよそ16時間)。夜勤専従の多くはこちら
- 3交代制: 1日を3つに分け、深夜帯を担当する(1回およそ8時間)。病院に多い
2交代制は1回が長いぶん、1回の給料も大きくなります。休憩と仮眠がどれくらい取れるかは、求人ごとに必ず確認しましょう。
夜勤専従の1回の流れ(2交代の一例)
「16時間も何をしているの?」と不安に思う方のために、2交代のよくある1回の流れを紹介します。施設によって時間は前後します。
| 時間帯 | おもな仕事 |
|---|---|
| 16:30〜17:30 | 出勤・日勤からの申し送り・夕食の準備 |
| 18:00〜20:00 | 夕食の介助・口腔ケア・服薬の確認 |
| 20:00〜22:00 | 就寝の準備・トイレ介助・見回り開始 |
| 22:00〜翌5:00 | 定期の見回り・体位交換・記録・休憩と仮眠 |
| 5:00〜7:00 | 起床の介助・おむつ交換・朝の準備 |
| 7:00〜9:30 | 朝食の介助・日勤への申し送り・退勤 |
夜中じゅう動きっぱなしではなく、利用者さんが眠っている間は見回りと記録が中心です。この時間に仮眠が取れるかどうかが、体の負担を大きく左右します。
給料が高いのは「深夜割増」があるから
夜勤の給料が日勤より高い理由は、法律で決められた「深夜割増(しんやわりまし)」があるからです。
深夜割増とは、夜22時から翌朝5時までに働いた分に、いつもの時給へ25%以上を上乗せして払う決まりのことです。労働基準法という、働く人を守る法律で定められています。(出典:厚生労働省「労働基準法」深夜割増賃金)
たとえば時給1,200円の人が深夜帯に働くと、その時間は1,500円(1,200円×1.25)以上になります。夜勤専従は、この割増がつく時間を毎回まとめて働くため、1回あたりの実入りが大きくなるのです。
給料の目安は1回2万〜2万8千円
介護の夜勤専従の給料は、1回あたりおよそ2万〜2万8千円が目安です。金額は地域・施設・持っている資格によって差が出ます。
週1回のペースで働くと、単純計算で月8万〜10万円ほどになります。日勤のパートを週3日足すよりも、少ない日数でまとまった額に届きやすいのが特徴です。
| 働くペース | 1か月の勤務回数 | 収入の目安 |
|---|---|---|
| 週1回 | 約4回 | 8万〜10万円ほど |
| 週2回 | 約8回 | 16万〜22万円ほど |
| 週3回 | 約12回 | 24万〜33万円ほど |
※1回2万〜2万8千円で計算した目安です。実際の額は施設・地域・資格で変わります。
夜勤1回ごとにつく手当の相場は、夜勤手当の相場の記事でくわしく解説しています。
雇用形態は4タイプある
夜勤専従といっても、雇われ方はいくつかあります。自分の目的に合わせて選びましょう。
- 正社員(常勤): 夜勤専従を本業にする形。収入は安定するが、日数の自由はききにくい
- パート・アルバイト: 「週2回だけ」など日数を選びやすい。副業に向く
- 派遣: 派遣会社に登録し、夜勤専従の現場を紹介してもらう。時給が高めの傾向
- 単発バイト: アプリで「この日だけ」を予約する。まず試すのに向く
同じ夜勤専従でも、雇われ方で「安定」と「自由」のバランスが変わります。まず何を優先したいかを決めておくと、求人選びがぶれません。
夜勤専従のメリットとデメリット
良い面だけでなく、しんどい面も正直にお伝えします。両方を知ったうえで選ぶのが、長続きのコツです。
メリット:収入・休み・人間関係
- 1回あたりの収入が大きい: 深夜割増があるぶん、日勤より効率よく稼げる
- 休みの日を増やしやすい: 勤務日数が少なくても、収入を保ちやすい
- 日中の時間を使える: 通院・役所・子どもの行事など、平日の昼に動ける
- 日勤の慌ただしさから離れられる: 夜は面会や行事、入浴介助が少なく、自分のペースで動きやすい
- 人間関係がシンプル: 夜勤は少人数体制。大人数のやり取りが苦手な人には気がラク
たとえば、日中に資格の勉強をしたい人にとって、夜勤専従は相性がいい働き方です。昼の時間をまるごと自分のために使えるからです。
デメリット:体・生活リズム・急変対応
- 生活リズムが昼夜逆転しやすい: 睡眠の質が落ちると、疲れが抜けにくくなる
- 体への負担が大きい: 長時間の勤務が続くと、体力の消耗は避けられない
- 少人数で急変に対応する: 夜間は職員が少なく、利用者さんの体調が急に変わったときの責任が重い
- 孤独を感じやすい: 相談できる同僚が少なく、判断を1人で抱えがち
- 家族とすれ違いやすい: 昼に寝るため、家族と時間が合わないことがある
夜勤がつらいと感じたときの対処は、夜勤がきついときの記事にまとめています。無理をためこむ前に読んでみてください。
向いている人・向いていない人
ここまでを踏まえて、夜勤専従が向いている人と、慎重に考えたほうがいい人を整理します。
| 向いている人 | 慎重に考えたい人 |
|---|---|
| 夜勤に体が慣れている | 夜になると体調をくずしやすい |
| 少ない日数で効率よく稼ぎたい | 毎日決まった時間に働きたい |
| 昼の時間を勉強や家庭に使いたい | 昼に眠るのが苦手 |
| 少人数の落ち着いた環境が好き | 1人で判断するのが不安 |
| ある程度の介護経験がある | 介護がまったくの未経験 |
まったくの未経験の方は、いきなり夜勤専従から始めるのはおすすめしません。まず日勤で現場の流れを覚えてから、夜勤に移るほうが安全です。
夜勤専従の求人の探し方と、無理なく続けるコツ
求人の探し方4ステップ
夜勤専従の求人は、次の手順で探すとスムーズです。
1. 希望条件を決める: 「週◯回」「2交代がいい」「自宅から◯分以内」など、ゆずれない条件を書き出す
2. 探す窓口を選ぶ: 介護に強い転職サービス・派遣会社・単発バイトアプリのどれかを使う
3. 仮眠と休憩を確認する: 求人票で仮眠室の有無や、休憩の取り方をチェックする
4. 職員の人数を確認する: 夜間に何人で何人の利用者さんを見るか(人員配置)を聞く
とくに大事なのが3と4です。同じ「1回2万5千円」でも、仮眠が取れる現場と取れない現場では、体の負担がまるで違います。
探す窓口は、それぞれ得意なことが違います。目的に合わせて使い分けましょう。
| 窓口 | 向いている使い方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 介護に強い転職サービス | 継続して安定的に働きたい | 担当者が条件交渉や職場の実態確認を手伝ってくれる |
| 派遣会社 | 時給の高さを優先したい | 夜勤専従の紹介が多く、時給が高めの傾向 |
| 単発バイトアプリ | まず1回だけ試したい | 面接なしで「この日だけ」予約できる |
たとえば「合うか不安だからまず1回」なら単発アプリ、「腰を据えて稼ぎたい」なら転職サービス、という選び方がわかりやすいです。
条件のいい夜勤専従を効率よく探したい方は、専門のサービスを使うのが近道です。求人票だけではわからない仮眠や人員配置の実態も、担当者に聞けます。
体調管理:昼の睡眠を「夜の睡眠」に近づける
夜勤専従を長く続けるカギは、日中の睡眠の質です。ポイントを3つ紹介します。
- 部屋を暗くする: 遮光カーテンやアイマスクで、昼でも夜のような暗さをつくる
- 音を減らす: 耳栓を使い、生活音の少ない時間帯を選んで眠る
- カフェインは勤務の後半で切る: 帰宅後に眠れるよう、コーヒーを飲む時間を区切る
たとえば、夜勤明けに強い光を浴びると、体は「朝だ」と勘違いして眠りにくくなります。帰り道はサングラスをかける、という小さな工夫も効果的です。
食事も大切です。夜勤中は消化のいいものを軽めにとり、明けに重い食事をとりすぎないほうが、睡眠の邪魔になりにくいです。
本業との両立:勤務の間隔に気をつける
日勤の仕事や別の職場と掛け持ちする場合は、勤務と勤務の間隔に注意してください。
いちばん避けたいのは、夜勤明けにそのまま本業のシフトを入れることです。ほとんど眠れないまま次の仕事に入ると、ミスや事故のもとになります。
- 夜勤の翌日は「休み」か「よく眠る日」として確保する
- 本業が忙しい時期は、夜勤の回数を一時的に減らす
- 体調がすぐれない日は、無理をせず休む判断をする
副業として夜勤専従を組み込むときの注意点は、介護職の副業の記事にもまとめています。
データで見る:夜勤専従の収入モデル
夜勤の給料が高くなる背景には、さきほどの深夜割増があります。夜22時から翌5時に働くと、時給に25%以上が上乗せされる決まりです。これは労働基準法で全国共通に定められています。(出典:厚生労働省「労働基準法」)
この割増を毎回まとめて受け取れるのが、夜勤専従の強みです。日勤だけでは、この時間帯の割増はつきません。
モデルケース: 介護福祉士のBさん(34歳)が、本業とは別に週1回の夜勤専従バイト(1回2万5千円)を始めたとします。月4回で、副収入は約10万円。年間なら約120万円のプラスです。
「日中の予定はそのままに、月10万円を上乗せできる」と考えると、生活の余裕はかなり変わります。ただしBさんも、夜勤明けの日は必ず休みにして、体を休めることを守っています。
よくある質問
まとめ:自分の体と相談しながら、上手に使おう
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 夜勤専従は夜勤だけを専門にする働き方。少ない日数で効率よく稼げる
- 給料は1回2万〜2万8千円が目安。週1回でも月8万〜10万円ほど
- 高収入の理由は、法律で決まった深夜割増(25%以上)があるから
- 最大のカギは体調管理。昼の睡眠の質と、勤務の間隔に気をつける
- 未経験の人は、まず日勤で慣れてから移るのが安全
夜勤専従は、使い方しだいで生活に大きな余裕をつくれる働き方です。一方で、体を守る工夫を続けられるかどうかが、長続きの分かれ道になります。
まずは自分の体調と生活リズムを見つめ、「週1回から」など小さく試すところから始めてみてください。
- 夜勤専従は未経験でもできますか?
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できる求人もありますが、あまりおすすめしません。夜間は少人数で、急な体調変化にも対応します。まず日勤で現場の流れを覚えてから夜勤に移るほうが、安全で安心です。
- 夜勤専従の給料は本当に1回2万円を超えますか?
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介護の夜勤専従は、1回あたりおよそ2万〜2万8千円が目安です。ただし地域・施設・資格によって差があります。求人票の金額に、手当や仮眠時間の条件もあわせて確認しましょう。
- 週1回だけでも働けますか?
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働けます。パート・派遣・単発バイトなら「週1回だけ」を選びやすいです。週1回のペースでも、月8万〜10万円ほどの収入が目安になります。まずは無理のない回数から始めるのがおすすめです。
- 夜勤専従はやっぱり体がきついですか?
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正直に言うと、体への負担は日勤より大きいです。だからこそ、日中の睡眠の質を上げる工夫と、勤務日数を増やしすぎないことが大切です。つらさが続くときは夜勤がきついときも参考にしてください。
- 夜勤専従と単発バイト、どちらから始めるべき?
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まず雰囲気を試したいなら、アプリの単発バイトで1回だけ入ってみる方法があります。合いそうだと感じたら、派遣や求人で継続的な夜勤専従を探す、という順番が失敗しにくいです。
- 夜勤専従は何歳まで続けられますか?
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明確な年齢の上限はありません。ただし体への負担は年齢とともに感じやすくなります。回数を減らす、仮眠がしっかり取れる現場を選ぶなど、体力に合わせて働き方を調整していくことが、長く続けるコツです。
- 厚生労働省「労働基準法」(深夜割増賃金の定め)
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