# 介護福祉士の合格率推移と難易度|落ちる人の特徴3つ
「実務者研修まで終えて、いよいよ国家試験。でも、もし落ちたらどうしよう」——そんな不安から「介護福祉士 合格率」と検索して、このページにたどり着いた方も多いと思います。
先に、安心できる話をひとつ。介護福祉士の国家試験は、国家資格の中では合格率が高めの試験です。きちんと準備した人の多くが合格しています。
この記事では、合格率の推移と難易度、そして「落ちてしまう人に共通する3つの特徴」と対策を、公的なデータをもとにやさしく解説します。読み終わるころには、「自分は何をすれば受かるか」がはっきりするはずです。

介護福祉士の試験、私でも受かるかな。落ちる人ってどんな人?

合格率の傾向と、落ちる人に共通する3つの特徴、その対策をお伝えします。ぐっと見通しが良くなりますよ。
結論|介護福祉士の合格率は近年7〜8割(第37回・2025年は78.3%)(第37回・2025年は78.3%)(第37回・2025年は78.3%)。正しく準備すれば受かる試験
最初に結論をお伝えします。
介護福祉士(かいごふくしし=介護でただひとつの国家資格)の国家試験の合格率は、近年およそ7〜8割で推移しています。 受験した10人のうち、7〜8人が受かる計算です。
要点は次の3つです。
- 合格率は近年7〜8割(第37回・2025年は78.3%)(第37回・2025年は78.3%)(第37回・2025年は78.3%)。国家資格の中では受かりやすい部類の試験
- ただし「誰でも受かる」わけではなく、2〜3割の人は落ちている
- 落ちる人には共通点がある。対策すれば十分に防げる
「7〜8割」と聞くと安心しますが、裏を返せば10人に2〜3人は不合格です。この記事の後半で紹介する「落ちる人の特徴」を避けることが、合格への近道になります。
出典データは、試験を実施している社会福祉振興・試験センターの公表値です。(出典:社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」)
介護福祉士試験の合格率の推移と難易度
ここからは、合格率の移り変わりと、試験の難しさの中身をくわしく見ていきます。
合格率の推移|近年は7〜8割で安定
介護福祉士試験の合格率は、下の表のように推移しています。
| 実施回(年度) | 合格率のめやす |
|---|---|
| 第37回(2025年度) | 78.3% |
| 第36回(2024年度) | 約8割 |
| 第35回(2023年度) | 約8割 |
| 近年の傾向 | およそ7〜8割で推移 |
年によって多少の上下はあります。ただ、近年はおよそ7〜8割という高めの水準で落ち着いています。
合格率が安定した背景には、受験の前に実務者研修(初任者研修の上のステップの資格。介護福祉士の受験に必要)を修了する仕組みがあります。試験を受ける前に、必要な知識を一通り学ぶ流れができているのです。
合格ラインの仕組み|「6割」と「全科目で得点」の2つ
介護福祉士試験に受かるには、2つの条件を同時に満たす必要があります。
1. 総得点のおよそ6割を取ること
2. 出題されるすべての科目のグループ(科目群)で、1問以上正解すること
1つめは分かりやすい「合計点」の話です。たとえば、問題全体でおよそ6割の点を取れれば、合計点の条件はクリアできます。
見落とされがちなのが2つめです。合計点が足りていても、まったく点が取れなかった科目グループが1つでもあると不合格になります。ここが、あとで説明する「落ちる人の特徴」に直結します。
なお、合格に必要な点数は、問題の難しさによって毎回少し調整されます。正確な合格基準は、受験する年度に試験センターで確認してください。
他の資格との難易度比較|ケアマネよりは受かりやすい
介護の資格は、取る順番でだんだん難しくなります。全体像は介護の資格 種類一覧マップの記事でまとめていますが、ここでは難易度の位置づけだけ確認します。
| 資格 | 合格率のめやす | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| 介護職員初任者研修 | ほぼ全員が修了 | 講座を受ければ取れる入門資格 |
| 実務者研修 | ほぼ全員が修了 | 介護福祉士受験に必要な上位資格 |
| 介護福祉士 | 近年およそ7〜8割 | 国家資格だが受かりやすい部類 |
| ケアマネジャー | 近年およそ10〜20%台 | 介護福祉士の次の難関 |
こうして並べると、介護福祉士は「国家資格の中では受かりやすいが、ケアマネ試験ほど狭き門ではない」位置にあると分かります。
次の目標としてケアマネ(利用者さんの介護の計画を立てる専門職)を考えている方は、ケアマネ試験の記事もあわせて読んでみてください。
試験の形式と日程|筆記は例年1月下旬
介護福祉士の筆記試験は、例年1月の下旬に全国で行われます。マークシート方式(選択肢から選ぶ解答方式)なので、記述式の作文はありません。
受験には、いくつかのルートがあります。もっとも多いのは、実務者研修を修了し、介護の実務を3年(従事日数などの条件あり)積むルートです。
自分がどのルートに当てはまるかは、介護資格の取り方ロードマップの記事でステップごとに確認できます。試験日程や申し込み期間は年度で変わるため、必ず最新の情報を確認してください。
介護福祉士試験に落ちる人の特徴3つ
合格率が7〜8割ということは、2〜3割は落ちています。ここでは、不合格になりやすい人に共通する3つの特徴と、その対策を紹介します。自分に当てはまっていないか、チェックしながら読んでください。
特徴1|参考書を「読むだけ」で、過去問を解いていない
いちばん多いのが、テキストを何度も読んで満足してしまうパターンです。読んで「分かった気」になっても、本番の問題は解けません。
試験は、知識を選択肢から選ぶ形式です。だから、インプット(読む)よりアウトプット(問題を解く)の量が合否を分けます。
たとえば、参考書を3周読んでも過去問をまったく解かない人がいます。一方、参考書は1周でも過去問を5年分解いた人がいます。本番で強いのは、後者です。
対策: 勉強時間の半分以上を過去問にあてましょう。間違えた問題は、テキストの該当ページに戻って復習します。この「解く→戻る」の往復が、いちばん点が伸びる勉強法です。
特徴2|苦手科目を捨てて、得意科目だけで勝負しようとする
前の章で説明したとおり、1つでも0点の科目グループがあると、合計点が足りていても不合格です。
「認知症の分野は苦手だから捨てる」「医療的ケアは難しいからやらない」——この作戦は、介護福祉士試験ではとても危険です。
たとえば、合計で7割取れていても、苦手なグループが0点だったせいで落ちることがあります。もったいない落ち方の代表例です。
対策: 満点を狙う必要はありません。苦手な科目も「1〜2問は取れる」状態にすることを目標にしましょう。捨て科目を作らないことが、この試験の鉄則です。
特徴3|働きながらで、勉強の計画がなく直前に詰め込む
介護の仕事をしながら受験する人がほとんどです。夜勤明けで疲れている日もあり、勉強時間の確保はかんたんではありません。
問題は、計画を立てずに「試験の直前だけ徹夜で詰め込む」パターンです。範囲が広いので、一夜漬けでは全科目をカバーしきれません。
たとえば、試験の3日前から慌てて始めても、苦手科目まで手が回りません。結果として、特徴2の「捨て科目」ができてしまいます。
対策: 完璧な計画でなくてかまいません。「通勤中に過去問アプリで5問」「夜勤の休憩で1テーマ」のように、すきま時間に小分けするのが、働きながら合格する人の共通パターンです。
合格率を味方につける勉強法5ステップ
落ちる特徴の裏返しが、そのまま合格の手順になります。働きながらでも実行できる5つのステップにまとめました。
1. 受験ルートと日程を最初に確認する……実務経験ルート(働いて受験)か養成施設ルート(学校で学んで受験)かを確かめ、申し込み期間を手帳に書き込みます
2. 試験の3〜6か月前に勉強を始める……範囲が広いので、早めのスタートが安心です。1日15分でもかまいません
3. 過去問を中心にする……まず1年分を解いて、今の実力と苦手分野を把握します
4. 苦手な科目グループから優先的につぶす……0点を作らないことが最優先。得意科目は後回しでも間に合います
5. 直前期は間違えた問題だけを繰り返す……新しい教材に手を広げず、解けなかった問題の復習に集中します
独学で不安な方は、実務者研修を受けたスクールの試験対策講座や、通信講座を使う方法もあります。ニチイ・三幸福祉カレッジ・未来ケアカレッジなど複数のスクールがあり、費用や日程はそれぞれ違います。
まとめて資料を取り寄せて比べるのが、失敗しない選び方です。1社だけを見て決めると、あとで「もっと安い講座があった」と後悔しやすいためです。
現場のリアル|働きながら合格した人のモデルケース
「本当に仕事をしながら受かるの?」という不安に、数字で答えます。
介護福祉士は、介護でただひとつの国家資格です。取得すると資格手当がつき、無資格のときより給料が上がるのが一般的です。くわしくは介護福祉士の年収の記事で解説しています。
合格率7〜8割という数字は、「正しく準備した人はきちんと受かっている」ことの裏づけでもあります。
モデルケース: 特養(特別養護老人ホーム=長く暮らす介護施設)で働くBさん(28歳・実務者研修を修了済み)が、試験の5か月前から勉強を始めた場合を考えます。
平日は通勤電車で過去問を5問。休みの日には2時間まとめて苦手科目を復習しました。試験1か月前からは、間違えた問題だけを繰り返します。
合計の勉強時間は、およそ150時間ほど。特別に多い時間ではありません。それでも「毎日少しずつ」と「捨て科目を作らない」を守ったことで、合格ラインに届きました。
大事なのは、まとまった時間よりも「続けること」です。1日15分でも、5か月続ければ十分な量になります。
よくある質問
まとめ|7〜8割の合格率は「正しく準備した人」の数字
最後に、この記事の要点をまとめます。
- 介護福祉士の合格率は近年7〜8割(第37回・2025年は78.3%)(第37回・2025年は78.3%)(第37回・2025年は78.3%)。国家資格の中では受かりやすい部類
- 合格には「総得点6割」と「全科目グループで得点」の2条件が必要
- 落ちる人の特徴は「過去問を解かない」「苦手科目を捨てる」「直前に詰め込む」の3つ
- 対策は過去問中心・捨て科目を作らない・すきま時間で続ける
7〜8割という数字は、「きちんと準備した人はちゃんと受かっている」という意味です。特別な才能はいりません。今日からできる過去問1問が、合格へのいちばん確実な一歩です。応援しています。
- 介護福祉士の合格率は何割くらいですか?
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近年はおよそ7〜8割で推移しています。 国家資格の中では受かりやすい部類ですが、2〜3割は落ちています。過去問中心の対策をしておけば安心です。
- どのくらい勉強すれば受かりますか?
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人によりますが、働きながらの場合、試験の3〜6か月前から1日15〜30分を積み重ねる人が多いです。大切なのは時間の長さより、苦手科目を作らずに続けることです。
- 独学でも合格できますか?
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できます。合格者には独学の人も多くいます。市販の過去問集を1冊、繰り返し解くだけでも十分に戦えます。ただし、苦手分野をひとりで克服しにくい人は、通信講座やスクールの対策講座を使うと安心です。
- 一度落ちたら、次はいつ受けられますか?
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介護福祉士の筆記試験は、例年1年に1回、1月下旬に行われます。 残念ながら落ちてしまっても、翌年に再挑戦できます。受験資格(実務者研修や実務経験)を取り直す必要はありません。
- 合格したら給料は上がりますか?
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多くの職場で資格手当がつき、無資格のときより給料が上がります。金額は職場によって差があります。くわしくは介護福祉士の年収の記事で紹介しています。
- 社会福祉振興・試験センター「介護福祉士国家試験」
- 厚生労働省「介護福祉士国家試験の概要」
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