# デイサービスの仕事内容・給料は?夜勤なしの働き方を解説
「介護で働きたいけれど、夜勤があると家のことが回らない」「子どもの送り迎えや家族の時間は、なるべく大事にしたい」——そんな思いから「デイサービス 仕事内容」と検索して、このページにたどり着いた方も多いと思います。
デイサービスは、介護の仕事の中でも「夜勤がない」「日中だけで働ける」という、めずらしい特徴を持った職場です。だからこそ、家庭や子育てと両立したい方に選ばれています。
この記事では、デイサービスの仕事内容を「1日の流れ」「給料の傾向」「向いている人」つきで、これから介護で働く方にもわかるようにやさしく解説します。特養など他の施設との違いもまとめました。読み終わるころには、「自分にデイサービスは合いそうか」がはっきりするはずです。

デイサービスって夜勤がないぶん、給料は安いのかな?

夜勤がない働きやすさと給料の実際、向いてる人まで、順番に見ていきましょう。
結論:デイサービスは「夜勤なし・日中だけ」で家庭と両立しやすい
最初に結論からお伝えします。
デイサービス(通所介護)とは、利用者さんが日中だけ施設に通ってきて、入浴・食事・体操などを受け、夕方には自宅へ帰る介護サービスのことです。利用者さんが「泊まる」場所ではないため、原則として夜勤がありません。
この記事の要点は、次の3つです。
- 夜勤がなく、生活リズムを崩さずに働ける。 朝から夕方までの日勤が基本なので、家庭や子育てと両立しやすい働き方です
- 身体の負担は施設より軽めのことが多い。 通ってくるのは比較的元気な利用者さんが中心で、レク(後で説明します)や会話の時間が多いのが特徴です
- 夜勤手当がない分、月収は控えめになりやすい。 ここは正直にお伝えします。給料の傾向はこの記事の後半でくわしく解説します
「稼ぎたい」よりも「無理なく、長く続けたい」を大事にしたい方に、デイサービスはよく合います。それでは、仕事の中身を順番に見ていきましょう。
デイサービスの仕事内容とは
デイサービスの仕事は、大きく分けると「送迎」「入浴・食事・排泄の介助」「レク・機能訓練」「記録」の4つです。ひとつずつ、たとえを交えて説明します。
① 送迎:利用者さんの家と施設を車でつなぐ
送迎とは、利用者さんの家と施設のあいだを車で送り迎えすることです。朝は自宅までお迎えに行き、夕方は自宅までお送りします。デイサービスならではの仕事で、多くの施設で介護職員が担当します。
- 朝の送迎: だいたい8時30分〜10時ごろ。数人ずつ車で巡回してお迎え
- 夕方の送迎: だいたい15時30分〜17時ごろ。順番にご自宅へお送り
運転する車は、車いすのまま乗れる福祉車両や、7〜10人乗りのワゴン車が中心です。普通免許(AT限定でも可のことが多い)があれば運転できる求人が大半ですが、運転が不安な方は「送迎なし」の求人を選ぶこともできます。
② 入浴・食事・排泄の介助
利用者さんが施設で快適に過ごせるよう、生活のお手伝いをします。これは「三大介助」とも呼ばれ、介護の基本になる仕事です。
- 入浴介助: 服の着脱や体を洗うお手伝い。デイサービスは「お風呂を楽しみに来る」利用者さんも多い人気の時間です
- 食事介助: お昼ごはんの配膳や、自分で食べるのが難しい方の食事のお手伝い
- 排泄介助: トイレへの誘導や、おむつ交換のお手伝い
特別養護老人ホーム(特養=長く住む介護施設)などと比べると、通ってくる利用者さんは自分でできることが多い傾向です。そのため、介助は「全部やる」より「できないところだけ手伝う」ことが中心になります。
③ レク・機能訓練:デイサービスの主役
レク(レクリエーション)とは、体操・歌・クイズ・工作など、利用者さんが楽しみながら体と頭を動かす活動のことです。デイサービスは、このレクの時間がとても多いのが最大の特徴です。
- たとえば: 風船を使ったバレー、ぬり絵、昔の歌をみんなで歌う、季節の飾りを作る工作など
- 機能訓練: リハビリのように、歩く・立つ・手を動かすといった体の機能を保つための軽い運動
「利用者さんに楽しんでもらう」「笑顔を引き出す」ことが仕事の中心になるので、盛り上げ役が好きな人には、とてもやりがいのある時間です。どんなレクがあるかは、デイサービスのレク50選の記事(デイサービスのレクリエーション50選)でくわしく紹介しています。
④ バイタルチェックと記録
朝、利用者さんが施設に着いたら、まずバイタルチェックをします。バイタルチェックとは、体温・血圧・脈などを測って、その日の健康状態を確認することです。「今日は血圧が高いから入浴は見送ろう」といった判断のもとになります。
1日の終わりには、その日の様子(食事の量・排泄・変わったことなど)を記録に残します。記録は、次の日のスタッフや看護師、ご家族に情報をつなぐ大事な仕事です。
デイサービスの1日の流れ
「実際、朝から夕方までどう動くの?」という疑問に答えるため、日勤スタッフの1日の流れを例で紹介します。施設によって時間は前後しますが、イメージをつかんでください。
| 時間 | やること |
|---|---|
| 8:30 | 出勤・朝礼。今日の利用者さんと予定を確認 |
| 9:00 | 送迎スタート。車でお迎えに回る |
| 10:00 | バイタルチェック・水分補給・体操 |
| 10:30 | 入浴介助スタート(順番に案内) |
| 12:00 | 昼食・食事介助・口腔ケア(歯みがきのお手伝い) |
| 13:00 | 休憩・利用者さんは昼休み |
| 14:00 | レク・機能訓練。おやつの時間 |
| 15:30 | 帰りの支度・送迎スタート |
| 17:00 | 記録・片づけ・翌日の準備 |
| 17:30 | 退勤 |
ポイントは、夜勤がないので毎日この生活リズムで働けることです。朝は決まった時間に出て、夕方には家に帰れます。保育園のお迎えや、家族の夕食の支度に間に合わせやすいのが、デイサービスが「両立しやすい」と言われる理由です。
一方で、午前中は送迎から入浴まで動きっぱなしになりがちです。「日中だけだからラク」というわけではなく、限られた時間にやることが詰まっている、という点は知っておいてください。介護の大変さ全般については、介護がきついと言われる理由の記事(介護職はきつい)もあわせて読むと、心の準備がしやすくなります。
デイサービスの給料の傾向
ここは、いちばん気になるところだと思います。正直にお伝えします。
デイサービスは、夜勤のある施設に比べて月収が控えめになりやすい傾向があります。理由はシンプルで、夜勤手当がつかないからです。夜勤が1回入ると数千円〜1万円ほどの手当がつくため、その分だけ月の給料に差が出ます。
参考までに、国の調査による介護職員全体の平均を紹介します。厚生労働省の調査では、常勤で月給制の介護職員の平均給与は月額およそ33.8万円(手当・ボーナス分を含んだ額面)です。ここから税金や保険料が引かれるので、手取りはおよそ27万円前後になります。(出典:厚生労働省「令和6年度 介護従事者処遇状況等調査」)
ただし、これはあくまで夜勤のある施設も含めた全体の平均です。デイサービスは夜勤がない分、この平均より控えめになりやすいと考えてください。具体的な金額は、施設の形態・地域・あなたの資格や経験によって大きく差が出ます。
給料を上げたいときの考え方は、次の3つです。
1. 資格を取る。 介護福祉士(介護でただひとつの国家資格)を取ると、給料アップに直結しやすくなります
2. 役職を目指す。 生活相談員やリーダーなど、責任のあるポジションは手当がつきます
3. 処遇改善加算のある職場を選ぶ。 処遇改善加算とは、介護で働く人の給料を上げるために国が事業所へお金を上乗せする仕組みです。この加算をしっかり手当として配っている職場かどうかで、手取りが変わります
介護職の給料の仕組み全体は、介護職の給料の記事(介護職の給料はいくら)でくわしく解説しています。「夜勤なしでも収入を保ちたい」という方は、こちらもあわせて読んでみてください。
デイサービスが向いている人
デイサービスは、どんな人に合う職場なのでしょうか。次のような方には、とてもよく向いています。
- 家庭・子育てと両立したい人: 夜勤がなく、朝〜夕方の生活リズムで働けます。「保育園のお迎えに間に合う仕事がいい」という方にぴったりです
- 人と話すこと・盛り上げることが好きな人: レクや会話の時間が多いので、明るく場を作れる人は重宝されます
- 体力面に不安がある人: 寝たきりの方の介助が中心の施設に比べ、身体の負担は軽めのことが多いです。体をこわして夜勤がつらくなった方の転職先にもなります
- 介護がはじめての人: 比較的元気な利用者さんが中心なので、介護の入り口として経験を積みやすい職場です
反対に、「夜勤手当でしっかり稼ぎたい」「重い身体介護でスキルを磨きたい」という方には、特養など別の形態のほうが合うこともあります。自分がどのタイプかを知りたい方は、介護職に向いてる人の記事(介護職に向いてる人・向いてない人の特徴)ものぞいてみてください。
モデルケース: 6歳の子どもを育てるBさん(34歳)は、以前は特養で夜勤ありの働き方をしていました。子どもの保育園のお迎えと夜勤の両立が難しくなり、夜勤なしのデイサービスへ転職。「月の手取りは少し下がったけれど、毎晩子どもと夕食を食べられるようになった」と話しています。お金だけでは測れない「時間の余裕」が手に入る——これがデイサービスを選ぶ人の多い理由です。
デイサービスと他の施設形態との違い
介護の職場には、デイサービス以外にもいくつかの形態があります。「夜勤の有無」「身体介護の重さ」「給料の傾向」で比べると、自分に合う場所が見えてきます。下の表で違いを整理しました。
| 形態 | 夜勤 | 身体介護の重さ | 特徴 | 月収の傾向 |
|---|---|---|---|---|
| デイサービス(通所介護) | なし | 軽め | 日中だけ・送迎・レク多い | 控えめ |
| 特別養護老人ホーム(特養) | あり | 重め | 長く住む生活の場・安定 | 比較的高め |
| 訪問介護 | 基本なし | 中 | 利用者宅で1対1・時給高め | 働き方しだい |
| グループホーム | あり | 中 | 認知症の方を少人数でケア | 中くらい |
| 介護老人保健施設(老健) | あり | 中〜重 | 家に帰る前のリハビリ施設 | 中くらい |
いちばん大きな違いは、やはり夜勤の有無です。特養(=長く住む介護施設)は夜勤があるぶん夜勤手当がつき、月収は比較的高めになりやすい形態です。そのかわり、身体介護が重く、生活リズムが不規則になりがちです。
デイサービスは、その真逆と言えます。「夜勤なし・身体の負担軽め・給料は控えめ」という組み合わせで、収入よりも生活の安定を優先したい人に向いています。特養の仕事内容とじっくり比べたい方は、特養の仕事内容の記事(特別養護老人ホーム(特養)の仕事内容・給料・きつさを解説)もあわせて読むと、違いがくっきり見えてきます。
なお、介護は全体として人手不足の業界で、有効求人倍率(働きたい人1人に対して求人が何件あるかの数字)が他の仕事より高い状態が続いています。(出典:厚生労働省「一般職業紹介状況」)そのため、未経験からでもデイサービスの求人は見つけやすく、「まず介護を始めてみたい」という方の入り口として選びやすい職場です。
よくある質問
まとめ:収入より「時間の余裕」を大事にしたい人へ
最後に、この記事の要点をまとめます。
- デイサービスは日中だけ・夜勤なしで、家庭や子育てと両立しやすい働き方
- 仕事は送迎・入浴などの介助・レク・記録の4本柱。レクの時間が多いのが特徴
- 夜勤手当がない分、月収は控えめになりやすい。資格・役職・処遇改善加算で補える
- 特養など夜勤のある施設と比べ、身体の負担が軽めで介護の入り口にもしやすい
デイサービスは、「たくさん稼ぐ」よりも「無理なく、長く、笑顔で働きたい」という方に向いた職場です。給料の面では控えめでも、毎日決まった時間に家に帰れる安心感は、お金に換えられない価値があります。
「自分に合う職場をもう少し具体的に探したい」と思った方は、介護の転職エージェント(あなたの希望に合う職場を無料で紹介してくれるサービス)に相談してみるのも一つの方法です。夜勤なし・送迎なしなど、条件に合う求人を代わりに探してもらえます。
- デイサービスの仕事はきついですか?
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夜勤がない分、生活リズムの面では他の施設よりラクだという声が多いです。ただし午前中は送迎・入浴・食事介助が続き、体を動かす場面もしっかりあります。「夜勤のつらさはないけれど、日中は忙しい」というのが実際のところです。腰への負担が心配な方は、入浴介助の有無や1日の利用者人数を面接で確認しておくと安心です。
- 未経験・無資格でもデイサービスで働けますか?
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働けます。介護は人手不足で求人が多く、無資格・未経験からスタートできる求人が数多くあります。まずは働きながら初任者研修(介護の入門資格。130時間の講座を受けて取る「介護のスタートライン」)を取り、その後に介護福祉士を目指す、という流れが一般的です。デイサービスは比較的元気な利用者さんが中心なので、介護の第一歩として経験を積みやすい職場です。
- 送迎の運転が不安です。運転しない働き方はできますか?
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できます。送迎を専門のドライバーさんが担当している施設や、「送迎なし・フロア専属」で募集している求人もあります。運転に自信がない方は、応募前に「送迎の担当があるか」を必ず確認してください。逆に運転が得意な方は、送迎ができると採用で有利になることもあります。
- デイサービスは残業がありますか?
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利用者さんが夕方に帰るため、そこから記録や片づけをして定時で上がれる施設が多いです。「残業が少ない」ことも、家庭と両立したい人にデイサービスが選ばれる理由のひとつです。ただし施設によって差があるので、面接で残業の実態を聞いておくと確実です。
- デイサービスからのキャリアアップはありますか?
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あります。介護福祉士を取ってリーダーになる、生活相談員(施設の相談・調整役)へ進む、ケアマネ(利用者さんの介護の計画を立てる専門職)を目指すなど、道はいくつもあります。デイサービスで利用者さんやご家族と接した経験は、相談員やケアマネの仕事にそのまま活きます。
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